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 インドのソフトウェア産業 



概要
インドの産業の中で最も国際競争力を持っているのがソフトウェア産業です。
2000年問題(Y2K)を解決していったのが、
インド人エンジニア達であった事から、
世界的にインドのソフト技術力に注目されました。
時期としては、98〜99年ですのでつい最近の事です。
ビルゲイツは「インドは中国よりはるかに重要な国」といっています。
2003年現在、製品輸出総額430 億のうち、
約30 億ドルはソフトウェア製品の輸出によるものです。
その主な輸出先はアメリカです。
これらインドのソフトウェア産業の強さは、CMM
(Capability Maturity Model:能力成熟度モデル)の
レベル5を認証されている世界の企業の
4分の3がインドの企業という事からも理解できます。

1984年ラジーヴ・ガンジー政権が「コンピューター政策」を打ち出し、
国の発展への基盤と、輸出力、を高めようとしました。
これが今のインドのソフトウェア産業の強みの起点になっています。
インドソフトウェア産業の強みとしては、人材の強さが挙げられます。
具体的に挙げていくと、

【1】数学レベルの高さ
   インド人の数学レベルの高さは有名です。
【2】徹底した社内教育
   TCS等は、収入の7〜8%を社内訓練に費やしています。
【3】ハングリー精神による勤勉さ。
   有能なエンジニアの卵である学生達の多くは、
   コンピューターを持っていません。
【4】ASEAN諸国より安い労働力。
【5】英語力(準公用語)
    もちろんインド人が皆英語を話せるわけではありませんが、
    その質、量共に、中国を圧倒しています。
    これらにより英語圏でIT需要が高いアメリカに、輸出が偏っています。
    現在は、日本語が課題とも言われています。
【6】政策
    ソフトウェア輸出における所得税控除、
    IT投資に対する特別減価償却率等の会計上の支援。
    バンガロール等を筆頭に国内に
    多数のソフトウェアパークを建設する等のインフラ支援。
【7】時差
    アメリカとの時差を利用し、
    クライアント企業にとっては開発期間の短縮化が可能になります。

そして、これらは海外での活動(オンサイト)というよりも、
オフショアでのビジネスが増加してきています。
(現在ITサービスの6割がオフショアと言われる)

課題としては、
【1】電力等のインフラ整備、ハードウェア産業の育成。
【2】従業員の高いスキルに対してオフショアでの業務は単純であり、
   能力を発揮できているとは言えません。
【3】また、高いスキルによりアメリカ等において、ITコンサルティング
   業務等を行うインドの人材の豊富さは、
   アメリカ国内の雇用不安も招いており、政治的問題にもなりかねません。
   単純労働については、かつて中国の安い労働力に奪われ、
   雇用不安を招いたようですが全く同じような事が、
   「高度な労働」においても、起きつつあるという事です。
【4】日本語等の英語以外の言語への対応。

等が挙げられます。



市場規模
2005年4月1日〜2006年3月31日の1年間のソフトウェアおよびサービス(コールセンター、バックオフィス業務など)の年間輸出額は、前年比33%増の約236億ドルとなっています。

一方、国内については、前年比25%増の60億ドルとなっています。

参考サイト

NASSCOM
National Association of Software & Service Companies

全国ソフトウェアサービス連盟
1988年に設立され、インドのソフトウェア企業のほとんどが加盟しています。

NIC

National Informatics Centre
国立情報センター
1986年に設立され、2000人以上のトップエンジニアが働いています。
政府の情報通信基盤構築を担う。全国を結ぶバックボーンネットワークを運営、衛星通信による
政府のネットワークを構築。






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