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 インドの航空産業  





インドの経済発展とともに、航空業界も伸びています。
国内線乗客数は10年で、年間1106万人から1568万人に、
国際線は10年で260万人から450万人に増加しています。
インドの航空業界は、元々は、タタ財閥などが民間として運営していましたが、
1953年に民間企業を国有化し国際線のエア・インディア、
国内線のインディアン航空の国営企業が独占するという状況が続いていました。
その後、自由化により、
90年代前半、ジェット・エアウェイズなどを筆頭に、
相次いで民間が参入し急速にシェアを伸ばしています。
一方、国内線国営企業であるインディアンエアラインズでは
シェアだけでなく、乗客数自体が減少していることが、
下記データからもわかります。
規制緩和によりさらに新規参入が起こっていますが、
主に、新規参入しているのは、中小の財閥で多角化している企業です。
国内線では激しい価格競争と新規参入により、低価格化が進み、
今後も、この傾向は加速していく事が予想されています。
航空産業の成長はインド経済の活性化にはつながりますが、
市場の成長よりも参入と競争の加速が激しく、
投資対象としては少し難しい分野といえます。
また、デリーやムンバイの空港拡張などが現在行われていますが、
航空インフラ整備とそのスピードが課題です。

エア・インディア
Air India
1932年、JRD・タタ(タタ財閥創業者の孫)が創業し、
当初、タタ・サンズ(タタ財閥持ち株会社)の一部門でしたが、
タタ・エアライン→現在のエア・インディアと名前を変えています。
1947年に国内から国際線サービスへ転換、1953年国有化しています。
エアバス310-300がメインの機種です。
http://www.airindia.com/

エア・インディア・エクスプレス
Air India Express
エア・インディアが他社の低価格戦略の流れに対応し、
近距離国際線専門の子会社として設立。
2005年4月からサービス開始。
ドバイ、アブダビ、マスカット、サラーラの4地点、
国内5地点を相互に結んでいます。
http://www.airindiaexpress.in/airindiaexpress/home.asp

インディアン航空(インディアン・エアラインズ)
Indian Airlines
インディアン・エアラインズは、国内線ですが、
西はクウェート、東はシンガポールまでの国際線18地点を含め、
合計76地点を結んでいます。
民間企業8社を国営化し、1953年に操業を開始しています。
子会社のアライアンス・エアを等を含めた年間の乗客数は750万人、
売上高は6000万ルピー、従業員数は19000人です。
エアバスA-320がメイン機種です。
http://indian-airlines.nic.in/scripts/index.asp#

ジェット・エアウェイズ
Jet Airways
1993年5月に営業を開始した新しい民間の国内線航空会社です。
国内43地点へ一日あたり275便以上運行しています。
コロンボ、カトマンズ、シンガポール、クアラルンプール、ロンドン
への国際線も運営しています。
51機の旅客機を保有し、機種は、エアバス340-300E 、
ボーイング737-400/700/800/900、ATR 72-500、などがあります
ボーイング737-700と800が中心となっており、
エコノミークラスの座席数で100〜170程度のものがメインです。
株式保有割合は、海外機関投資家が15%程度保有しています。
相次ぐ国内線への新規参入と価格競争の中で、
民間航空会社のリーダーとしてどのような戦略を
取っていくかが課題となっています。
2005年9月26日よりNIFTY指数構成銘柄に追加されています。
http://www.jetairways.com/

エア・サハラ
AirSahara
サハラ・インディア・パリワール(Sahara India Pariwar)が
「エア・サハラ」ブランドで展開。その他、金融、インフラ、住宅建設、
観光、メディア、消費財、貿易、などあらゆる方面へ多角化しています。
1993年にボーイング2機から始まり、現在では34機で26地点(国際線が内3地点)へ
124便/1日、11900席を運航しています。
国際線は、コロンボ、カトマンズ、シンガポールなど。
アメリカン航空、ブリティッシュエアウェイズなど
提携にも積極的で、87の国際線と連携、
各国に21の代理店を持っています。
http://203.199.70.135/airsahara/index.jsp

スパイス・ジェット
SpiceJet
機種をボーイング737-800(189席)だけに絞ることで低コスト整備を行い、
オンライン予約、チケッティング等により、ローコストオペレーションを可能にし、
低価格を売りに、既存の航空会社を脅かす存在になっています。
アーメダバード、バンガロール、チェンナイ、デリーゴア、ハイデラバード、ジャム、
コルカタ、ムンバイ、プネ、スリナガールの各地点を1〜2時間で結びます。
ムンバイ証券取引所に上場しています。
http://www.spicejet.com/ 

キングフィッシャー・エアラインズ
Kingfisher Airlines
UB財閥がビールで有名な「キングフィッシャー」ブランドで新規参入。
UB財閥は、「キングフィッシャー」ブランドのビール、ウイスキー、製薬、肥料、
など多国籍かつ多角化している財閥です。売上20億USドル。
キングフィッシャー・エアラインズはその航空部門です。
http://www.flykingfisher.com/index.htm

エア・デカン
AirDeccan
デカン航空Deccan Aviation Private Limitedが
「エア・デカン」ブランドで展開しています。
元々はヘリ・チャーターの会社で1995年に設立されました。
代表取締役や専務が元軍人。ATR-42-320が主力機。
http://www.airdeccan.net/airdeccan/home.asp 




インドの航空会社全体 国内線乗客数
国内線乗客数(10万人) 増加率
1994-95 110.6 -
1995-96 121.9 10.2%
1996-97 117.0 -4.0%
1997-98 115.5 -1.3%
1998-99 120.2 4.2%
1999-00 127.1 5.7%
2000-01 137.1 7.9%
2001-02 128.5 -6.3%
2002-03 139.5 8.6%
2003-04 156.8 12.4%
10年平均 - 3.9%
                               (出所:航空省)

エアインディアの国内線・国際線乗客数
国内線乗客数(10万人) 増加率 国際線乗客数(10万人) 増加率
1994-95 3.7 - 18.84 -
1995-96 5.4 45.9% 22.84 21.2%
1996-97 5.8 7.4% 23.31 2.1%
1997-98 6.1 5.2% 23.23 -0.3%
1998-99 6.8 11.5% 23.59 1.5%
1999-00 7.6 11.8% 24.33 3.1%
2000-01 7.7 1.3% 25.15 3.4%
2001-02 7.3 -5.2% 23.95 -4.8%
2002-03 7.2 -1.4% 26.69 11.4%
2003-04 9.0 25.0% 28.70 7.5%
10年平均 - 3.8% - 4.8%
                                 (出所:航空省)

インディアン航空 国内線乗客数推移
国内線乗客数(10万人) 増加率
1994-95 69 -
1995-96 69 0.4%
1996-97 61 -11.6%
1997-98 52 -14.4%
1998-99 49 -6.6%
1999-00 47 -4.6%
2000-01 47 -0.3%
2001-02 42 -9.8%
2002-03 41 -2.2%
2003-04 43 3.6%
                          (出所:航空省)

インディアン航空 国内線シェア推移
国内線乗客数シェア 貨物輸送シェア
1994-95 100% 100%
1995-96 70.6% 84.4%
1996-97 57.4% 66.3%
1997-98 47.9% 63.2%
1998-99 43.1% 62.5%
1999-00 39.1% 55.6%
2000-01 36.0% 51.9%
2001-02 34.7% 49.9%
2002-03 31.0% 44.3%
2003-04 27.1% 40.1%
                        (出所:航空省)




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